日本精神保健看護学会研修会

トラウマインフォームド・ケアの理念と基礎知識
‐精神科看護への導入の可能性を探る‐

トラウマインフォームド・ケア(TIC)とは、米国で提唱された包括的な行動制限最小化の戦略の主要な概念である。 (1)ストレングスモデルに基づいた医療サービスのアプローチであり、 (2)トラウマが個人に及ぼし得る影響を理解して取り入れ、スタッフと当事者の双方に身体的・心理的・感情的な安全を確保し、 当事者にコントロールとエンパワメントを促す機会を与え、 (3)医療サービスによる再トラウマ体験を回避するための対策を講じ、 サービスの提供、評価には当事者の参加を重視する、トラウマに注目した介入・組織的アプローチである。 トラウマのレンズで精神科看護を見直したとき、何が見えてくるの か。TIC の理念と基礎知識を学び、その可能性を探る機会としたい。

講師 石井 美緒 先生(精神科医)
横浜市立大学精神医学教室 助教
札幌医科大学医学部ご卒業。臨床医を歴任され、2012 年米国マサチューセッツ州 で行われた隔離・身体拘束最小化―使用防止のためのコア戦略研修にご参加。トラウマインフォームド・ケアについて、2014 年「精神看護」、2015 年「精神科救急 ガイドライン」(日本精神科救急学会監修)においてご執筆。
指定発言者八木こずえ(北海道医療大学 准教授)
日時2018 年 12 月 22 日 13:30-16:00
場所札幌医科大学教育研究棟 C202
札幌市中央区南1条西17丁目 地下鉄東西線「西18丁目駅」より徒歩5分
参加費会員 無料、 非会員 1000 円

詳細は下のPDFファイルを参照ください。

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‐精神科看護への導入の可能性を探る‐」
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2018年10月19日更新