国内様々なところで地震や水害などが生じており、加えてCOVID-19の蔓延によってメンタルヘルスの課題はますます深刻なものとして捉えられるようになってきました。本委員会では、このような状況の中でどのようなことに取り組むことができるのかを検討しています。
これまでの危機的状況から何を学び、何が求められているのかが話し合ってきましがが、そこで見えてきたことの一つは、“常時からの連携の大切さ”です。非常時に必要なところに必要な支援を届けるためには、日ごろからのネットワークがとても重要となります。そこで、委員会メンバーによるネットワーク形成などにも積極的に取り組んでいます。
災害に備えての平時からのネットワークづくりに向けての検討
2021・2022年度、災害対策委員会では、「災害に備えた平時からのネットワークづくり」を目標として活動を行い、課題と今後の取り組みについて検討し、学会誌に報告しました。ぜひ、ご一読ください。
2021年・2022年精神保健看護学会災害対策委員会報告
災害に備えた平時からのネットワークづくりに向けて:現状の課題と本学会としての今後の取り組み
精神科病院で働く看護師のための災害時ケアハンドブック
なお、本学会では2015年に、「精神科病院で働く看護師のための災害時ケアハンドブックを作成しております。ぜひご活用下さい。
災害支援に役立つ情報
【自然災害】
平成27年関東東北豪雨の常総市の経験と水害後のこころの問題・支援活動
災害下における子どものこころのケアの手引きとリーフレット
(日本児童青年精神医学会)
行方不明者の家族など喪失の事実が明確でない場合
「あいまいな喪失」情報ウェブサイト
犯罪被害者のメンタルヘルス情報ページ
(犯罪被害者に対する急性期心理社会支援ガイドライン、性暴力被害者のための支援情報ハンドブック「一人じゃないよ」掲載)
会費減免
本学会では、大規模災害で被災されたました会員の皆様に、申請から1年以内の年会費の減免等を行っています。
「会費減免申請書」に必要事項を記入し、日本精神保健看護学会事務局に郵送またはFAXでお送りいただければと思います。
詳しくは「災害等による会費の減免等についての申し合わせ」をご参照ください。