日本精神保健看護学会の会員の皆様へ
あっという間に4月が過ぎ、新緑が目に鮮やかな季節になってまいりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、広報・情報委員会から「e-Mailニュースレター」100号を配信いたします。
第34回学術集会の参加登録を受け付け中です。皆様どうぞお早目にお申し込みください。
※PDF版の配信はございません。ご理解の程よろしくお願いいたします。
- 理事長ご挨拶 (理事長 寺岡征太郎)
- 第34回学術集会に関するお知らせ(第34回学術集会 会長 岡田佳詠)
- 研究活動推進セミナー「質的研究をめぐる難しさへの示唆-良質の質的研究を生み出そう」開催予定のお知らせ(研究活動推進委員会 委員長 遠藤淑美)
- 市民公開講座(WEBセミナー)シリーズ「思春期のメンタルヘルス」開催報告(社会貢献委員会 委員長 香月富士日)
- 高度実践看護師活用促進検討委員会(時限を定めた委員会)の設置のお知らせ(高度実践看護師活用促進検討委員会 委員長 松村麻衣子)
- 理事会開催報告(総務委員会 委員長 中戸川早苗・副委員長 桐山啓一郎)
- 会員の声
- 動画集
1. 理事長ご挨拶
会員の皆様におかれましては、平素より日本精神保健看護学会の運営にご協力いただき、誠にありがとうございます。2023年6月に現理事会の体制となり、まもなく1年を迎えようとしております。本学会では、常置委員会のほか、臨時委員会やワーキンググループなどを立ち上げ、さまざまな精神保健看護に関連した活動を展開しています(委員会活動の詳細については、ホームページをご覧くださいhttps://www.japmhn.jp/scl )。この1年、常置委員会が年度計画に基づいて活動を行ってきた以外に、精神科病院における虐待防止に向けた動画制作や精神保健看護領域における高度実践看護師の活動状況に関する調査など、新たな課題にも取り組んでまいりました。これらの活動の詳細につきまして、代議員会や総会でもご報告させていただく予定ですので、会員の皆様にはぜひ総会にご出席いただけますと幸いです。
本学会では精神保健看護に関連する情報をタイムリーに会員の皆様へお届けするために、ホームページやSNS、ニュースレター等の積極的な活用に取り組んでいます。社会全体のデジタル化が急速に進展する中、本学会の広報のツールもデジタル化が進んでいます。本学会が設立された1991年以降、定期的に発行され続けてきたニュースレターも、本号で100号に到達しましたが、97号以降は「e-Mail ニュースレター」としてメールマガジンスタイルに姿を変えました。会員歴が長い方からは、「ニュースレターの印刷物が手元に届かなくなって寂しい」といった声が聞かれることもありますが、「e-Mail ニュースレター」が会員の皆様により有益なものとなるように広報・情報委員会ではコンテンツの充実化に取り組んでいますし、またホームページでも即時公開され、SNSでも広報されるようになったため、非会員の方にも目にしていただく機会が増えました。ニュースレターが会員相互の情報交換やコミュニケーションの場になるだけでなく、多くの方に本学会のことを知っていただく機会となり、それが本学会の活性化に結びつくように・・・と期待しております。
第6期 理事長
寺岡征太郎
2. 第34回学術集会に関するお知らせ
第34回学術集会 会長 岡田佳詠(国際医療福祉大学 成田看護学部)
*後期参加登録:5月1日(水)正午~6月25日(火)正午
<後期参加登録の方>
プログラム集及びご購入いただいた抄録集(冊子)は当日受付にてお渡しします。
*学会場でも当日参加登録(後期参加登録)窓口を開設いたしますが、現金のみのお支払いとなります。受付の混雑を避ける為、オンラインでの参加登録にご協力をよろしくお願いいたします。
参加登録はホームページよりお願いいたします。皆様のご参加をお待ちしております。
3. 研究活動推進セミナー「質的研究をめぐる難しさへの示唆-良質の質的研究を生み出そう」開催予定のお知らせ
研究活動推進委員会 委員長 遠藤淑美
研究活動推進委員会では、会員の皆様を対象に今年度より研究活動を推進するためのセミナーを開催することに致しました。
*テーマ:質的研究をめぐる難しさへの示唆-良質の質的研究を生み出そう
*日時:2024年8月3日(土)17:00~18:30
*講師:大竹裕子先生(心理学・医療人類学博士)
ロンドン大学衛生熱帯医学研究院博士課程卒
オックスフォード大学リサーチフェロー
横浜市立大学客員准教授
ResearchGateにおいて2019年世界で最もよく読まれた論文上位2%にランクイン。国際誌を中心に質的研究論文の執筆・査読を行う。
*方法:オンライン
・当日までに事前に先生の質的研究に関わる動画(東大における講義)を視聴していただき、参加者皆様の質問事項を集約致します。
・大竹先生には、質問への回答を中心として当日の内容を組み立ててくださるよう依頼しています。
具体的には次号ニュースレターでお知らせ致します。
みなさまのご参加をお待ちしております。
4. 市民公開講座(WEBセミナー)シリーズ「思春期のメンタルヘルス」開催報告
社会貢献委員会 委員長 香月富士日
2月3日に第2回目の市民公開講座(WEBセミナー)「思春期におけるネット・ゲーム依存の特徴と対応について」が開催されました。国立病院機構久里浜医療センターの松﨑尊信先生を講師としてお招きし、ネット・ゲーム依存の特徴や対応方法などをとてもわかりやすくお話してくださいました。当日は84名もの方が参加してくださり、みなさま興味を持ってお聞きになっており、アンケートでは約90%の方が満足とお答えくださいました。参加できなかった方のために学会ホームページに講演の動画をまもなく掲載予定です。ぜひご覧いただけますと幸いです。次回は5月18日「摂食障害について」を開催します。こちらもよろしければどうぞご参加ください。
1) 参加者の職業(N=52)
2) セミナーの満足度(N=52)
3) セミナーへの感想(抜粋)
- ゲーム依存症について、その背景を踏まえて一緒に考えていく支援が重要だということがわかりました。とてもわかりやすいご講義ありがとうございました。
- 親の立場としても大変参考になりました。
- とても分かりやすかったです。授業でも学生に伝えていきたいと思います。教員としてやりがいや今後への希望がもてるように支援していきたいと思います。ありがとうございました。
- 現場での曖昧な状況を整理して理解するきっかけになりました。
- ゲーム依存に関する基本が学べて有意義でした。学校教育の中でできる(児童生徒や保護者に対して)ことがあれば知りたいです。
- とてもためになるご講義をありがとうございました。現代はインターネットが当たり前にあふれている社会であるため、治療は勿論のこと、予防啓発や正しいネットとの向き合い方、限度を超えて疾患としての認定までの状況になってしまうとその後の人生においてどんな弊害が生じるか、など教育の面でも今後一層充実させていく必要があると感じました。
5. 高度実践看護師活用促進検討委員会(時限を定めた委員会)の設置のお知らせ
高度実践看護師活用促進検討委員会 委員長 松村麻衣子
本委員会は、精神保健看護領域における高度実践看護師の役割を明らかにすることを目的とし、時限を定めた委員会として設置されました。精神保健看護領域における高度実践看護師の活動状況や成果を把握するための研究を中心に、本邦における高度実践看護制度の在り方について検討してまいります。
2024年度より調査研究を実施する予定です。今後、ホームページにも詳細を掲載してまいりますので、ご協力いただけますようお願い申し上げます。
6. 理事会報告
総務委員会 委員長 中戸川早苗・副委員長 桐山啓一郎
2024年3月27日に2023年度第7回理事会を開催いたしました。
- 2023年度の事業報告及び2024年度の事業計画案を検討しました。詳細は5月の代議員会、総会で報告いたします。
- 2024年度開催の第5期代議員・第7期役員候補者選出のための選挙管理委員会が承認されました。
- 会員情報に専門性の高い看護師に関する内容を追加することが承認されました。
- 能登半島地震など災害により損害を受けられた場合の会費減免申請に関する情報を2024年度会費振込用紙に記載することが承認されました。
- 精神科医療現場における虐待防止のための動画について、視聴数が伸び、アンケートでもおおむね肯定的な評価を得られていることが報告されました。
○マイページ登録内容確認のお願い
本学会の活動、他学会・団体からの情報などを登録しているメールアドレス宛に送信しています。また、年会費の振り込み案内などは登録している住所に郵送しています。新年度の異動などに伴い変更がありましたら、学会HPのマイページにて会員情報の登録内容をご確認ください。なお、マイページの“お知らせ”にアクセスしますと過去に事務局から送信したメールの内容を確認できます。
7. 会員の声
兵庫県立淡路医療センター 高田祐生
私の大切な息抜きの一つは、キャンプです。電気も水道も通っていない、スマートフォンの電波も入らない近所の山へ行き、川遊びや燻製をしてのんびり過ごします。何もないので、薪を拾う、川から水をくむ、トイレのための穴を掘るなど、生きるために体を動かすということを改めて体感して「生きてるなぁ」と認識します。また、自然を眺め、聴き、感じることで、自然の中にいる自分の存在も感じられます。
デジタルデトックスや、日頃の人間関係との距離・リフレッシュになります。私は病院勤務の看護師ですので、患者さんや看護師、他職種など、日頃は様々な方々とコミュニケーションを通して関係を持つのですが、電波の入らない山に籠ることで連絡を一時的に断つことができ、距離感で生じるこころの疲れの気分転換にも繋がっている気がします。家族と行くので、家族との距離感はリフレッシュできませんが…笑。山籠りはオススメです。
会員の声の募集
会員の皆さまの「今、伝えたいこと」などをご自由に投稿いただける『会員の声』コーナーを設けています。皆様のご投稿をお待ちしております。
8. 動画集
ニュースレターに関する感想やご意見などは、下記の連絡先にメールでお寄せください。
広報・情報委員会(千葉理恵, 神澤尚利, 小澤亜希絵, 後藤恭平, 西将希, 林佑太)
E-Mail japmhn.pr@gmail.com
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