日本精神保健看護学会の会員の皆様へ
少しずつ日脚が伸び、春の訪れを感じる季節となりましたね。寒暖差の激しい日々が続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、広報・情報委員会から「e-Mailニュースレター」99号を配信いたします。
※PDF版の配信はございません。ご理解の程よろしくお願いいたします。
- 理事長報告 (理事長 寺岡征太郎)
- 第34回学術集会に関するお知らせ (第34回学術集会会長 岡田佳詠)
- 研修会「知っておきたい精神障害者への虐待防止」、「とまどいから発見する精神保健看護のコミュニケーション」の開催報告 (実践の質向上委員会 委員長 岡田佳詠)
- webセミナー「思春期のメンタルヘルス」の開催報告・開催予定のお知らせ (社会貢献委員会 委員長 香月富士日)
- 理事会開催報告 (総務委員会 委員長 中戸川早苗・副委員長 桐山啓一郎)
- 会員の声
1. 理事長報告
【ロゴマークに込められたメッセージを、今改めて・・・】
日頃より本学会の活動につきまして、格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
本学会では、今、お読みいただいているニュースレターの他、学会ホームページやSNS(Facebook、X、Instagram)などの媒体を活用して、主に広報・情報委員会が中心となり、できる限りタイムリーに会員の皆様へ情報をお届けできるよう取り組んでいます。
最近では、虐待防止に向けての取り組みに関する情報発信や令和6年能登半島地震発災後の「精神科病院で働く看護師のための災害時ケアハンドブック」の公開、他にも各委員会が企画している研修会等のご案内など、本学会が取り組んでいるさまざまな事業をホームページやSNSでご確認いただていることと思います。事業の詳細については、それぞれの記事が掲載されているページをご覧いただきたいのですが、ホームページを開くと、黄色と黄緑の本学会のロゴマークが目につくかと思います。このロゴマークはSNSのアイコンにも使用されていますので、会員の皆様はもちろん、会員でない方にも目にしていただく機会が増えてきているように思います。私自身も、理事長を拝命してから、これまで以上にホームページやSNSを訪問する機会が増え、そのたびにこのロゴマークを目にするようになったのですが、皆様はこのロゴマークに込められたメッセージをご存知でしょうか。
「心」という文字をグラフィカルに表現し、同じテーブルの上で同じ高さで話す、当事者・看護師・医師を現している、とデザインを担当してくださった黒田氏が説明してくださっています(本学会20周年記念誌,63頁より)。同じテーブルを囲み、対等で話し合うこと、そこから精神保健がはじまる、という思いも含まれているとのことです。
何気なく目にしていたロゴマークには、精神保健看護の専門家としてのあり方を問いただしてくれるメッセージが込められており、背筋が伸びる思いです。
現在、注力している事業の一つに、虐待防止への取り組みがありますが、公開した動画を効果的に活用し、虐待防止に繋げるための具体的な方策については、まだまだ議論を深めていく必要があります。他人事ではなくじぶん事として、ぜひ話し合いにご参加いただければと思っています。一つの方法として、動画公開ページにアンケートがありますので、動画をご視聴いただき、その後に、アンケートフォームから皆様のご意見やお考えを発信していただくことも可能です。
本学会が、精神保健看護に関するさまざまなことについて、有意義な意見交換ができる場となるように、学会運営に努めてまいりたいと思います。
皆様のご支援とご協力を賜りますようお願いいたします。
一般社団法人 日本精神保健看護学会
理事長 寺岡征太郎
2. 第34回学術集会に関するお知らせ
第34回学術集会会長
岡田佳詠
(国際医療福祉大学 成田看護学部)
先日は多数の一般演題とワークショップへのお申し込みをいただき、誠にありがとうございました。また講演やシンポジウムのプログラムも確定してきました。順次、新しい情報を公開していきますので、https://cs-oto3.com/japmhn34th/ を時々覗いてください。今後、宿泊施設からの情報も掲載予定です。
3月1日より、事前登録も開始します。事前参加登録にて、懇親会やお弁当の申込受付も開始いたします。どうぞ楽しみに待っていてください。宜しくお願い致します。
3. 研修会「知っておきたい精神障害者への虐待防止」、「とまどいから発見する精神保健看護のコミュニケーション」の開催報告
実践の質向上委員会
委員長 岡田佳詠
- 「知っておきたい精神障害者への虐待防止」
2023年11月25日(土)13時~16時にオンライン形式で開催し、34名にご参加いただきました。アンケートの結果を載せましたので、以下のURLをご覧ください
https://www.japmhn.jp/a/2201
次回は、2024年2月10日(土)13時~16時にオンラインでの開催となります。 - 「とまどいから発見する精神保健看護のコミュニケーション」
2024年1月20日(土)13時~16時にオンライン形式で開催し、17名にご参加いただきました。1か月後アンケートを実施いたしますので、次回のニュースレターでご報告させていただきます。 - 「中堅看護師同士で考えよう!より良い看護実践のための職場風土づくり」
2024年3月17日(日)13時~16時にオンラインで開催いたします。詳細は、https://www.japmhn.jp/a/2182 をご覧いただき、奮ってご参加ください。
4. WEBセミナー「思春期のメンタルヘルス」の開催報告・開催予定のお知らせ
社会貢献委員会
委員長 香月富士日
社会貢献委員会では、教育関係者、一般市民、医療福祉関係者を対象とした全4回のWEBセミナー「思春期のメンタルヘルス」を企画しています。詳細・お申込みはこちらをご覧ください。
社会貢献委員会主催WEBセミナー“思春期のメンタルヘルスのご案内”
12月16日に第1回目の市民公開講座(WEBセミナー)「思春期に必要なメンタルヘルスリテラシー教育」が開催されました。埼玉県立草加東高等学校養護教諭の道上恵美子先生を講師としてお招きし、現在高校で実施されておられますメンタルヘルスに関しての講義の実際の内容や学生のみなさんの反応をお話してくださいました。当日は103名もの方が参加してくださり、みなさま興味を持ってお聞きになっており、アンケートでは約90%の方が満足とお答えくださいました。参加できなかった方のために学会ホームページに講演の動画を掲載しております。ぜひご覧いただけますと幸いです。
社会貢献委員会主催WEBセミナー“思春期に必要なメンタルへルスリテラシー教育”
日本の自殺率はやや改善傾向にありましたが、若年者では増加しており、思春期青年期のメンタルヘルスは重要な課題となっています。今後も「シリーズ思春期のメンタルヘルス」は続きますのでどうぞご参加ください。
1) 参加者の職業(N=52)
※その他:看護学部生、会社員、市職員、主婦
2) セミナーの満足度(N=52)
5.理事会報告
総務委員会
委員長 中戸川早苗
副委員長 桐山啓一郎
2024年1月20日に2023年度第6回理事会を開催しました
- 多面的な要因をもつ精神科病院における患者への虐待防止について、対処するための知識を普及することを目的に動画を作成し、webで公開いたしました。ぜひご覧ください。
動画視聴の際には、「日本精神保健看護学会 虐待防止動画視聴ガイドライン」を作成しましたので、必ずご確認くださいますようお願い致します。 - 学会の利益相反(COI)に関する規定を作成しました。ホームページ上にアップしておりますので、ご確認くださいますようお願い致します。
- 第34回学術集会の準備が着々と進んでおります。会場は国際医療福祉大学成田キャンパス(千葉県)です。参加登録は3月上旬より開始を予定しております。
- 第35回学術集会もキックオフミーティングを済ませ準備を開始しております。会場は金沢歌劇座(石川県)です。金沢での学術集会開催を応援していただけましたら幸いです。
- マイページ登録内容確認のお願い
本学会の活動、他学会・団体からの情報などを登録しているメールアドレス宛に送信しています。また、年会費の振り込み案内などは登録している住所に郵送しています。もし、メールや郵便物が届いていないなどありましたら、学会HPのマイページにて会員情報の登録内容をご確認ください。なお、マイページの“お知らせ”にアクセスしますと過去に事務局から送信したメールの内容を確認できます。
6.会員の声
私のお気に入りの旅行先は、インドネシアのバリ島です。10数年前に初めて旅した時にひょんなことから現地に友人ができて以降、何度も訪ねるようになりました。今では家族ぐるみの付き合いがあります。 友人宅はバリ人の一般的な家なので、トイレに紙はなく、身体を洗うのは桶に貯めた冷たい水です。時には近くの川へ行って、全身とついでに服も洗います。食事は基本的に米と味が濃い目のおかずで、地元の人に倣って私も手で食べます。日本の生活様式とは大きく違いますが、すぐに慣れ、周囲も驚くほど馴染んでいます。 ところで、友人の家族は主にバリ語で会話しますが、私には難しくてほとんど分からないので、やりとりは専らジェスチャーです。通じなくて嫌な顔をされたことは一度もありません。10数年もそんな状況で交流が続いているのは不思議ですが、言葉によらなくても人とつながることは可能ということを彼らが教えてくれているように思います。
藤本法子
会員の声の募集
会員の皆さまの「今、伝えたいこと」などをご自由に投稿いただける『会員の声』というコーナーを新たに配信開始いたします。ぜひこちらをご確認ください。皆様のご投稿をお待ちしております。
また、ニュースレターに関する感想やご意見などは、下記の連絡先にメールでお寄せください。
広報・情報委員会(千葉理恵, 神澤尚利, 小澤亜希絵, 後藤恭平, 西将希, 林佑太)
E-Mail japmhn.pr@gmail.com
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虐待防止に関する動画 https://www.japmhn.jp/a/2144