「精神科病院で働く看護師のための災害時ケアハンドブック」をHPで公開しています

令和6年年1月1日に発生いたしました、令和6年能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災地域では、余震が続き、こころ落ち着かない日々を過ごされている方々が多くいらっしゃることと拝察いたします。そのような中、最前線で人々の命や生活を守るために活動されているすべての方々に敬意を表します。

被災された会員の方からも、自身も被災者でありながら、職務にあたっているといった報告が届いています。精神保健看護を専門とする本学会では、会員の皆様とともに、人々のこころの健康に関する様々な支援を行ってまいります。

本学会が作成した「精神科病院で働く看護師のための災害時ケアハンドブック」をHPで公開しています。必要とされる方の手にハンドブックが行き届きますよう、皆様のご協力をお願いいたします。

このハンドブックは、東日本大震災での精神科看護師たちの経験をもとに、主に大規模震災を想定して、精神科病院で働く看護師のために災害時にどのようなケアをしていったらよいのか、その指針をまとめたものです。震災発生時〜直後期〜急性期、現時点で必要だと思われる情報が掲載されています。支援にあたる看護師自身のケアについても掲載されています。

今まさに支援にあたられている方、これから支援に向かわれる方に、このハンドブックをお役立ていただけましたら幸いです。

一般社団法人日本精神保健看護学会
理事長 寺岡征太郎